Gründler Medical – Ventilutionに込められた安心と直感性
Gründler Medical社は、集中治療室ICU向けの呼吸補助装置「Ventilution」の開発に取り組んできました。この装置は、重症患者の呼吸をサポートするためのものであり、操作する医療従事者にとっても、直感的かつ速早に対応できるユーザーインターフェースが求められました。
ハードウェアにはNXPのi.MX6ULLが採用され、OS非依存で動作するGUIが構築されました。GUIの開発はTARA Systemsの「Embedded Wizard」を用いて実現されました。
Embedded Wizardを選んだ理由
医療機器に求められるのは、何よりも信頼性と長期的な安定性です。Gründler社は、OSに依存せず、認証受証済みのベースソフトウェアの上に直接構築できるGUIを必要としていました。
Embedded Wizardは、OSを必要とせずに直接ハードウェア上で動作可能な描画エンジンを提供しており、この要件を完璧に満たしました。また、複雑な機能をわかりやすく視覚化できる柔軟なUIデザイン能力も魅力でした。
Embedded Wizardの導入で得られた経験
Gründler Medicalが目指したのは、医療スタッフが機器操作で迷わず、患者ケアに集中できる環境でした。
装置のセットアップは非常に複雑で、チューブやセンサーの接続も慎重さが求められます。そこでGUIには、アニメーション付きのインタラクティブな設置ガイドが組み込まれました。これにより、ユーザーは手順通りに接続を進めることができ、ミスを防げるようになったのです。
また、換気中のCO₂レベルの監視や呼吸パターンの分析など、リアルタイムで患者の状態を技術的に把握し、異常があれば即座にアラートと対処ガイダンスを表示する仕組みも搭載。
その結果、Ventilutionは、患者の命を守るだけでなく、医療スタッフにとっても信頼できるパートナーとなりました。Embedded Wizardを採用したことで、複雑な機能を備えながらも、誰にでも扱えるシンプルで美しいUIを実現できたのです。